病棟クラーク業務

 病棟クラークとは、あまり聞きなれない言葉だと思いますがどんな仕事なのでしょうか?病床(ベッド)のある病院の入院病棟での医療事務のお仕事になります。

 主にナースステーションや隣接された事務室にて勤務し、入退院の患者さんの手続き、カルテの管理や伝票処理、また医師や看護師が患者さんへの診療・処置に専念できるよう事務的なお手伝いをし負担を軽減する役割でもあります。

 受付窓口や会計などに比べると医師や看護師の補佐的業務や患者さんとの対応も増えるため、より医療現場に近い業務と言えるのではないでしょうか。 具体的に担当する病棟クラークの業務内容をあげてみましょう。

  1. 患者さんの入院受付、退院手続き
  2. 入院時に院内の設備等の説明
  3. 入院時に用意するものの説明
  4. 入院診療前の簡単な問診
  5. 入院用カルテの作成・管理
  6. 入院診療費・差額ベット代・投薬料など伝票作成・打ち出し
  7. 食事の食べ残しのチェック
  8. 診療内容・点滴・投薬などの情報管理
  9. 診察や検査の準備・片付け(診療器具や薬剤など)
  10. 手術や検査などのスケジュール管理
  11. 医療用物品の手配・管理
  12. 各病棟や担当科との連絡や伝票・物品・薬剤などの搬送
  13. 病室ネームプレートの作成
  14. 面会者の応対・案内
  15. 電話応対

 などなど、あげたらキリがないほど様々な業務をこなします。病院によっては事務的業務と補佐的業務をはっきりと分担されているところもありますが、一通りできればどんな病院や医療施設へ勤務しても困らないでしょう。

  病棟クラークは患者さんとの距離も近く、少し手の空いたときなど長期入院で飽き飽きしている患者さんの話し相手になって気分転換でき喜ばれることもあります。また患者さんだけでなく、患者さんのご家族から診療内容や検査のことなどを尋ねられることもあるかもしれません。

 そんなときは独自の判断で答えるのではなく逐一確認・報告して医療スタッフの指示を仰ぎます。医療事務には医療行為は認められていませんので、勝手な判断で患者さんやご家族に間違った情報を伝えては不安や不信感を与えるだけでなく、医療事故に繋がる可能性もあります。

 医療や診療に関わる相談は正確に医師や看護師に伝える的確な伝達力、臨機応変な対応力、そして患者さんやご家族から少しでも不安を取り除いてあげられるような親身な応対が重要となります。