医療事務資格取得までの体験談

一日何時間勉強したか

 私は専門学校の医療事務学科に通学したので、ゆとりを持って勉強できました。学校以外での勉強時間というのはほとんどありませんでした。

 コンピューター系の専門学校でしたので、医療事務の他にもパソコンやビジネス文書、秘書業務、英語、簿記などの授業もありましたが、2年通学コースのほとんどの人が一年目の試験で合格して、2年目は就職活動に重点を置いていました。

難しい部分はどこか

 まず、試験に直接は関係ないのですが、保険診療の仕組みをきちんと理解する必要があります。これがチンプンカンプンだと、医療事務の仕事全体がぼやけて、何が何だかわからないと思います。

  医療事務の勉強中、教科書などの活字だけでは、ちょっと苦労しました。日本語って、割と回りくどい言い方で書いてあるんです。活字だと「これはどういう意味?」と思うのですが、先生や医療事務経験者から言葉で「要はこういう事」と説明されれば、「なぁんだ。そんな事か。」となるのです。

 医療事務の勉強で難しい点は、「日本語での回りくどい表現をどう理解するか」です。

「初診料は、同時に2以上の傷病について初診を行った場合でも、一回として算定する。」
「同一部位につき、同時に2以上のエックス線撮影を行った場合、第一の診断については写真診断の各所定点数により、第二の診断以後の診断については各所定点数の100分の50に相当する点数により算定」

 二つほど、例をあげてみました。前者については、「総合病院で内科と整形外科を受診した患者さん。風邪と骨折で二つの診療科を受診したけど、この病院を受診したのは一回だから初診料は一回ね。一回の受診で病名がいくつ付こうとも、初診料は一回です。」後者については、「腕のレントゲンを2枚撮ったけど、料金一枚分は全額もらって、二枚目の分は半額だけもらいます。」

  ちょっと大雑把に書きましたが、実際、授業での説明もこんな感じでした。医療事務の資格試験に挑戦するのであれば、有資格者や実務経験者が身近にいるととてもスムーズに勉強をすすめる事が出来ると思います。

絶対に資格は必要か?

 答えはNOです。「資格不問」の求人もあります。ただし、資格不問の求人は、少なく大きい病院には無いと言っていいでしょう。個人医院にたまに見かける程度です。

 資格がなくても、現場で一から覚えることも可能です。しかし、雇う側としては、病院の収入の8割を占めるレセプトを任せるわけです。安心して任せられる人を雇いたいし、仕事内容を説明するにしても専門用語もかなり出てくるわけで、0からの素人より、医療事務の勉強をしてきた人の方がスムーズに業務に慣れると考えるからです。

 また、大きな病院には医療事務の委託派遣業者が入っている事がほとんどです。委託派遣業者の求人は、ほとんどが資格取得者です。資格が無いと医療事務ができないわけではありません。できます。資格は「就職場所の幅を広げ、就職をより確実なものにする」のです。