技能審査試験に必要な学習内容(Yさん)

 医療事務技能審査試験受験に必要な学習内容

医療事務技能審査試験で審査される範囲は

<学科試験>
・医療保険制度
・高齢者医療制度
・公費負担医療制度
・介護保険制度
・医事法規一般
・医事業務
・診療報酬請求業務

<実技I>
・コミュニケーション(医事課における患者応対)

<実技II>
・診療報酬請求業務(診療報酬明細書の点検)

です。

  ですが学科試験と実技IIについては資料等持ち込み可で行われますので、すべてを暗記する必要はありません。制度などについてはそういう制度があると知っていれば、診療報酬請求業務については資料を見ながら計算できればOKです。

 なお実技Iについてのみ記述式で持ち込み不可となっています。時間は実技Iが2問 50分、学科が25問 60分、実技IIが4問 70分です。

医療事務技能審査試験の体験談

 医療事務技能審査試験は毎月1回行われます。試験会場は全国の公共施設などだそうで、筆者が受験した時の会場は駅にほど近い貸し会議室でしたが、文化センターや商工会議所などが会場の都道府県もあります。

  受験者数は多く、筆者の受験した会場はビルの1フロア貸し切りでそこにびっしりと長机と椅子が並べられ壮観でさえありました。人数にして400人くらいはいたと思います。ニチイ学館の同じ医療事務講座を受講していたクラスメートは基本的に同じ日に受験でした。出願はニチイ学館の方でとりまとめて行ってくれたと記憶しています。

  試験は三部制で、記述式の実技I、選択式の学科、診療報酬明細書(レセプト)の点検を行う実技IIです。それぞれ50分、60分、70分とトータル3時間以上の長丁場です。

  実技Iのみ資料等の参照ができずしかも記述式ということで少し身構えてしまいますが、内容は患者接遇ですので基本的な医事業務の知識があればそれほど難しくはありません。

 例えば 「患者様から『薬をもらう薬局は決まっているのですか?今日は忙しいので明日自宅の近くの薬局でもらいたいのですが』と質問があった。どう答えるのが適切か」 というような問題ですから、この場合保険薬局であればどこでも大丈夫であること、処方箋には有効期限(4日間)があること、薬局でも費用の負担があることを実際に患者様にお伝えするつもりで文章にするのです。

  学科試験は選択式・持ち込み資料の参照可ということで暗記は必要ないのですが、資料の量が多いですので問題を見て「これはこのテキストに載っている話だ」ということだけは判断できなければなりません。闇雲に探しているとあっという間に時間が無くなります。

  実技II、診療報酬請求書(レセプト)の点検は、レセプト作成と、間違いを含むレセプトの訂正をする問題があります。こちらも持ち込み資料の参照可ですから暗記は必要ありません。電卓も使えます。ですが、やはり時間の制限がありますからできるだけ速やかに作成や点検ができるようにしておかなければなりません。こちらは数をこなすことで慣れるのがよさそうです。

  余談ですが筆者は間違いを含むレセプトの訂正が好きでした。問題に記されている合計点数は正しいですので、訂正が上手く行くと合計点数がぴたりと一致します。「よし、完璧!」と一種の快感を覚えます(笑)。